納豆を作る

納豆を毎日食べていた我が家から納豆が消えて早一月。
妊婦の私の栄養も考えると、ちょっと心配になる。
実際、一日の鉄分、カルシウム量がどうみても足りないのだ。
というわけで、納豆を自分で作ってみようと思った。

ネットで調べたが、どうやら手作り物の中で最も成功率が低い食べ物のよう。
これは茨の道となりそうだ。

しかし、ものは甘く見て始めなければ始まらない。
事前に、納豆菌と有機栽培大豆は購入済。
一番の問題は、温湿度管理と容器。
我が家に温度計がない。
でも始めた。

まず、40度前後に保てる環境を作るのにどうするか。
最初思いついたのは、レンジ(電気)の上に上げ底をして容器を乗せダンボールか何かで覆う。
このレンジが一番弱くしてどの程度の温度になるかを調べた。ちょっと熱すぎるようだ。
やめた。

次に、ネットで見た、電気スタンドを使った方法。
オーブンに電気スタンドの傘を取って入れる。電気をつけっぱなしにしておく。
すると、どんどん温まる。最初一つの電気スタンドでやったが、温度がまだ低い感じがした。
2つ入れてみた。良い感じに上がってきた。
30分放っておいて、中の様子を手を入れてみた。こんな感じでいいかなと思い、これに決めた。

温度の調整がついたので、大豆を茹で始めた。
この家のレンジでの煮豆は初めてなので、最初何度も吹きこぼしたり、なかなか沸騰しなかったり、てこずった。
1時間ほどすると落ち着いたが、それでも、20〜30分に一度は様子を見ないといけない。
大豆を煮たのは10年以上ぶりなので、こんなにおいだったっけと思いながら、殆ど初めての食材を扱っている気分だ。

さて、豆を煮ている間に、容器の下準備。
ここで手に入れられる容器は限られているので、とりあえずタッパーを増量した。
これまた、ただタッパーに入れて蓋をすればいいということではないらしい。
タッパーは下に水がたまるそうで、底にペーパータオルなどを敷くことにした。
更に、ペーパータオルの上に直に納豆を乗せるのは抵抗があったので、更に穴を開けたラップを敷いた。
タッパーの数が足りない。というのも、納豆3粒分以上の高さに積み上げるのは厳禁らしい。
中まで発酵しないそうだ。というと、大した量が入らない。
というわけで、また頭をひねらせ、母はぽんと手を叩いて(ぐらはぽんと手を叩いての調子)、
ジップロックを使うことにした。
これまた、ただジップロックにつめただけでは、水分が溜まってしまうのと、空気が入らないので、
ジップロックに穴を開けることに。
こんな姿になった。
これで、容器の下準備完了。ここまででぐったり。

さて、6時間ほど茹でた豆にいよいよ納豆菌投入。
ここも、冷めないうちにやらないといけないらしく、緊張の工程である。
でも、ここはあっという間に終わり、容器に詰め、オーブンへ。
後は、放っておく。おやすみ。