Joan

今日も、Joanのキッチンでお料理と話に花を咲かせる。
彼女は、大の料理好き。
特に日本の食べ物に興味があり、私達の訪問の際は必ず、一緒に料理をすることになる。
今日のメニューは、シャケのおにぎりときゅうりの酢の物。
今の日本人にしてみたら、「それだけ?」の貧困メニューかもしれないが、カナダに住む私達にとっては、ありがたきご馳走。
しかも地元のsockeyeで塩鮭よ。至福の時。
おにぎりを三角ににぎるのにあこがれがあるJoan。
今日で3回目の練習だ。
具ありは初めてなので、シャケの混ぜご飯おにぎりになっていたが、形はきれいな三角。
上等上等。
食卓では、おにぎりに巻く海苔の方向、どのおにぎりを誰が作ったか等の議論をしつつ、
楽しい、おいしい時間を過す。
最後に、私が作ったカスタードクリーム入りタルトにJoanの畑のいちごをのせて食し、今日もChua家の胃袋をご機嫌にした。


自給自足を目指しているJoan。
今年から、乳牛を飼い始め、乳搾りに余念がない。
一日2回、早朝と夕方の搾乳。
気分はまるで授乳中の母である。
しぼった乳を余すところなく食すため、ヨーグルトを作ることでその日の牛乳とのたわむれはおしまい。
最近は、チーズ作りも手がけ、冬支度、まるでありときりぎりす。Joanがありで、私はきりぎりす?
いやいや、私は冬働いているのだから、きりぎりすとは違うな。
冬のための、精神エネルギー
を蓄えておく、ってな具合かな。


今日は、なんと彼女の母親と私の父親は同業者であることが発覚!
二人で大うけしてしまった。
ちなみに、今はなき写植、版下屋である。